HMTの基盤技術
メタボロミクス

生体内には核酸(DNA)やタンパク質のほかに、糖、有機酸、アミノ酸など多くの低分子が存在し、その種類は数千種に及びます。これらの物質の多くは、酵素などの代謝活動によって作り出された代謝物質です。
細胞の働きを包括的に理解しようとするとき、DNA 配列の網羅的解析(ゲノム解析)やタンパク質の網羅的解析(プロテオーム解析)に加えて、代謝物質の網羅的解析(メタボローム解析)が重要です。
それは、メタボロームの情報なしには、代謝の動的な振る舞いを予測することができないからです。
HMT では、CE-MS 技術を利用してこのメタボローム解析を高速、高精度に行うことができます。
細胞内のすべての代謝物質を定量的に測定することで、医療、創薬、診断、食品などの分野に役立つ解析サービスを提供していきます。
CE-MS

HMT では、細胞内の代謝物質のほとんどが陽イオン性か陰イオン性の低分子であることに着目し、キャピラリー電気泳動(Capillary Electrophoresis, CE)と質量分析計(Mass Spectrometry, MS)を組み合わせたCE-MS による分析技術を開発しています。
CE-MS を利用することでイオン性化合物に対して、高速分離能、高分離能、高感度の測定が実現できます。さらに、中性物質に関しては液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)と組み合わせることで、細胞内のすべての代謝物質を同定することが可能になります。